最後の一瞬、緑だけが残る


そう言って恋兎がいなくなったことを確認したであろう木ノ下さんは

「綾瀬さん」

と私の名前を呼んだ。

「はっはい!!」

思わず声が裏返ってしまった。
こういう時ばっか失敗する私は、正直どうなんだろう。