生きる

ただ、ぼうっとしているだけ。
ただただ、ほうきを握りしめて、意味もなく外を眺める。

中学3年、中学校生活最後の夏は、あっけなく幕を閉じた。

なにか特別心に残ることもないまま、夏休みは過ぎていった。

『なんで自分はこうなんだろうなぁ』なんてことを考えながら口を閉じていると、先生の声が耳に入った。

「おーい、木ノ下〜!!」