あの冬僕は君と誓ったから

2019年
「もう、十分だけ」そういってやかましいアラームを止めてまた眠りにつこうとベットに戻る。しばらくし、遅刻ギリギリに起こしてくる母
「なんで起こしてくれなかったの!」
「起こしたわよ」
そんなベタな会話ほんとにあるんだ、ってそんなこと言ってられない!
「入学式って何時から?」
「8時30分だね」
時刻は、8時か、まだなんとか間に合う!
「行ってきます!」
勢いよく飛び出し、物置きにある自転車を出して走らせる。田舎を走る自転車道は、夏の朝は死ぬほど暑く、夕方はちっちゃい虫がひっついてきて冬の朝は寒いが結局朝をかく気持ち悪い朝となり、夕方凍えるほど寒い。春秋は代表的な花粉が襲ってくる。汗っかきなぼくは冬の夕方以外汗をかいてしまう
つまりまあめっちゃ気持ち悪い。そうこうすると、自転車とこの身はさっきとは考えられない都市部に入り
「着いた!時間は?」そう言ってスマホを見ると示されてたのは午前8時35分、、、入学式ぼくは、思いっきり遅刻をした。
「失礼しました」そう言って職員室を出た。
案の定怒られると思いきやゴリラみたいなうちの担任は
「活気がいいなぁ!不良デビューで高校生か!」
ガハハと笑い形式上の注意で済んだ。
今みんなは体育館にいて教室に荷物を置きすぐにいけという指示だったが途中から行くなんて変に注目されて嫌で仕方がない。教室で待つことにした。顔を机に突っ伏しているとつんっと誰かに刺され顔をあげると
「やあ!不良くん!おはよ!はじめまして♪」
そう言ったのは女の子で肌は白く綺麗で身長は少し高く、少し痩せ型の子だった。きれい、思わずそう見惚れてしまうほど彼女には魅力があった。
「遅刻しちゃったんです。決して不良に憧れてるとかでは、、」とりあえず不良と言われたことを否定しておく
「そうなの?でも今君とわたしは不良だよ?」
「うぐっ」
実際そうである、入学式だというのに体育館には行かず教室で会話しているなんて、不良生徒と呼ばれても仕方がない
「君は、、、」
「紗彩」
「え?」
「だからー私は伊藤紗彩!さやってよんで!」
「よろしく、それで、、、」
「それで!不良くんの名前は?」
怒涛の会話に疲れてしまうが、意外と嫌ではない
「関琥珀(せきこはく)」
「琥珀くん!よろしくね!」
「うん、よろしく」
結局2人で待つことにしその間色々話した、さやは母が1人で育ててくれたこと、田舎の方が好き、犬の方が好き、好きな季節は冬などさまざまな世間話をした。ただ、どうして彼女もこの教室にいるのかそれだけは教えてくれなかった。そしてそこでひとつわかってしまったことがある、柄にもなくぼくはさやに恋をした。話してて面白く、一つ一つの所作が丁寧できれいで美しいそう感じた僕はさやにバッチリ惚れてしまった。
こうして僕とさやは出逢った。