地味に生きたいのに、黒歴史(人)が追いかけてきます。

「…。」

「名前は?」

「… 朱皇 廉真。」

「趣味は?」

「ない」

「好きな食べ物は?」

「ない」

シーン…

…なにやってんの、あの馬鹿っ…!

机の下で、ぎゅっと手を握る


「じゃあ、編入してきた理由は?」

先生が最後に問いかける

すると、彼が教室を見渡して、私と目が合う

…っまずいっ…!

そう思った時には、もう遅かった。

「…白石絃を、追いかけてきた。」

ニヤッと不敵な笑みを浮かべる、朱皇 廉真。

私がこの世で、会いたくなかった男

そう彼は…

「…覚えててよ…。」


─私の黒歴史を知る、唯一の男なのだから。