その日の部活は終わり、19時になる。
「後片付け急ぐぞー」
「いえっさー」
マネージャだけじゃなく、部員も協力してやっていく。
「本当は僕たちだけでやらなきゃいけないことだ。感謝しないといけない」
「そうなんだね」
「マネージャは、部員が練習に集中できるようにする存在だから」
「うん」
最後に皆集まって、キャプテンが
「次も休まず来ること!それじゃ、解散!お疲れ!」
「お疲れ様でしたー!」
部員は更衣室にゾロゾロ入っていって、着替え始めた。
「狼谷も、初めての活動おつかれ」
「ううん、大里くんもお疲れ様!」
私は職員室に寄って、顧問の先生とLINEを交換してから帰路につく。
さすがに4月下旬、少し肌寒い。
へくち、とくしゃみをする。
「俺ので良ければブレザー貸すか?」
「あ、諒弥おつかれー。んーん、そこまで寒くないよ」
「自分のマネジメントもちゃんとしろよ?」
「あ、なんか上手いこと言った、みたいな顔してるー」
「してねーわ」
「マネージャも結構やることあって、よく大里くん1人でやってたよー」
「部員も手伝ってたからな。飛鳥が入ったからには、部員は練習と試合は集中させてもらうぞ」
「任せて」
諒弥は、目を細めて笑った。
「じゃあな、俺こっちだから。気を付けて帰れよ」
「うん!じゃあね!」



