前にちらりと聞いたことがある。ジェシカと言うのはマックスの母親でマックスを溺愛してるとか。その祖母の教育は瑠華にとってあまり良くないものみたいだ。
マックスが仕事中、ユーリはその母親に預かられてるってわけか。
「Okay, let's go grab another drink with Kate.
(よし、ケートと一緒にお代わりをしにいこうか)」と俺は瑠華がハンカチでユーリの涙を拭いている彼女を誘うと
ユーリはちょっと考えるようにして、やがて「Yeha.(うん)」と頷いた。
「It's dangerous, so let's hold hands.(危ないから手を繋いでいこう)」と俺がユーリの手を繋ぐと
「Kate, you smell nice.(ケート、いい匂いがする)」とユーリが俺の足に頬ずりをしてきた。
「Who do you like better, Dad or me?(パパとどっちがいい?)」としゃがんで聞くと
「Kate.(ケート)」とまたもこそっと耳打ち。
昨日から、と言い俺は小さい生き物に懐かれる性質だと気付いた。
「What would you like to drink, Julyi?
(ユーリは何飲みたい?)」と聞くと
「Cocoa.(ココア)」と答えが帰ってきて、
「OK, I'll let you in. Just wait there.(よし、入れてあげるからね。待ってろよ)」とウィンクするとユーリはわくわくと顔を輝かせた。
ホントに愛らしい子だ。心なしか、瑠華の小さい頃に似ている。



