ただ、これはきっと叶うことのない初恋だ。初恋はレモンの味と言われているように(桃羽たちの世界では、ということです)、この恋はきっと俺の片思いで終わるのだろう。
少なくとも、桃が俺のことを恋愛対象として意識したところを見たことがない。
天音なら見ているかもしれないけど⋯⋯やっぱり、思い返してみても、桃が俺を意識しているなんて、全くないな。
それに、天音によると桃はとても鈍感らしい。納得だ。
この間も男子から告白をされていたらしい。まあ、その男子はあとで天音から話を聞いて処罰を下すとして⋯⋯桃はきっと自分が告白されている、なんてことに微塵も気づいていないのだろう。
桃は自分に寄せられる悪意には敏感だが、好意には驚くほど鈍感だ。
だから、自分が周りの男子からモテている、という事実にも気づくことはない。
どんな風に育てたらこんなに鈍感な子ができあがるのだろうか⋯⋯今度旦那様に聞いてみようかな。
「碧くん⋯⋯おや、すみ⋯⋯」
そんなことを考えていると、桃が夢の世界へ旅立とうとしていた。
少なくとも、桃が俺のことを恋愛対象として意識したところを見たことがない。
天音なら見ているかもしれないけど⋯⋯やっぱり、思い返してみても、桃が俺を意識しているなんて、全くないな。
それに、天音によると桃はとても鈍感らしい。納得だ。
この間も男子から告白をされていたらしい。まあ、その男子はあとで天音から話を聞いて処罰を下すとして⋯⋯桃はきっと自分が告白されている、なんてことに微塵も気づいていないのだろう。
桃は自分に寄せられる悪意には敏感だが、好意には驚くほど鈍感だ。
だから、自分が周りの男子からモテている、という事実にも気づくことはない。
どんな風に育てたらこんなに鈍感な子ができあがるのだろうか⋯⋯今度旦那様に聞いてみようかな。
「碧くん⋯⋯おや、すみ⋯⋯」
そんなことを考えていると、桃が夢の世界へ旅立とうとしていた。



