小さくて丸い桃の頭を優しく撫でながら、もう一度桃のことを見つめた。
「ほんとうは、ね⋯⋯怖かった⋯⋯っ。碧くんが来てくれた、とき⋯⋯あんしん、したの」
少しずつ、自分の本当の気持ちを話してくれる桃。
やっぱり怖がっていたんだね⋯⋯。話してくれたことは
嬉しいけど、これ以上桃の涙は見たくない。
しゃくりあげながら自分の涙をこすっている桃の瞼に、そっと指を重ねる。
今だけは⋯⋯ボディーガードという事実を忘れて、ただの”友達”として、桃に接したい。
許してくれ⋯⋯旦那様。
「もう心配しなくていいから。⋯⋯これからは、一人になっちゃだめだよ、桃?」
「うん⋯⋯」
桃は俯いてから、また俺の方を向いてくれた。
そのときに見せてくれた桃の顔は、さっきのような作り笑顔ではなく、桃の心から笑ったときの顔だった。
⋯⋯やっぱり、桃は笑顔が似合うな⋯⋯。ずっと、笑っていてほしい。
でも⋯⋯桃が笑っている隣には、俺がいるようにしたい。
天音や、他の人じゃいやだって思ってしまう自分がいる。⋯⋯これが独占欲、というものなのだろうか。
おそらく俺は、桃に恋愛感情を抱いているのだろう。桃はずっと笑っていてほしい。その隣には俺がいたい。
敬愛もあるけど、きっとこれは恋というものなのだろう。
「ほんとうは、ね⋯⋯怖かった⋯⋯っ。碧くんが来てくれた、とき⋯⋯あんしん、したの」
少しずつ、自分の本当の気持ちを話してくれる桃。
やっぱり怖がっていたんだね⋯⋯。話してくれたことは
嬉しいけど、これ以上桃の涙は見たくない。
しゃくりあげながら自分の涙をこすっている桃の瞼に、そっと指を重ねる。
今だけは⋯⋯ボディーガードという事実を忘れて、ただの”友達”として、桃に接したい。
許してくれ⋯⋯旦那様。
「もう心配しなくていいから。⋯⋯これからは、一人になっちゃだめだよ、桃?」
「うん⋯⋯」
桃は俯いてから、また俺の方を向いてくれた。
そのときに見せてくれた桃の顔は、さっきのような作り笑顔ではなく、桃の心から笑ったときの顔だった。
⋯⋯やっぱり、桃は笑顔が似合うな⋯⋯。ずっと、笑っていてほしい。
でも⋯⋯桃が笑っている隣には、俺がいるようにしたい。
天音や、他の人じゃいやだって思ってしまう自分がいる。⋯⋯これが独占欲、というものなのだろうか。
おそらく俺は、桃に恋愛感情を抱いているのだろう。桃はずっと笑っていてほしい。その隣には俺がいたい。
敬愛もあるけど、きっとこれは恋というものなのだろう。



