碧くん、助けてください!③~またまたハプニング到来!?波乱の夏休み編突入!~

その二点を中心に、あいつには処罰を下そうと思う。
 
つまり、今日のことは旦那様に伝える必要性がある、ということだ。

桃は嫌がるかもしれないけれど⋯⋯これも、桃がこれからも平穏な学校生活を送れるようにするため。



「碧くん⋯⋯ここ、どこお⋯⋯?」

「保健室。桃、疲れてるでしょ?だから、少し休もうか。先生にはもう言ってあるから」

「大丈夫だよっ⋯⋯私、そんなに疲れてるように見える⋯⋯?」
 


桃は俺に心配をかけたくないのか、無理に笑顔を作って安心させようとしている。
 
でも、本来の桃の笑顔を見ている俺にはわかってしまう。この笑顔が、偽物の作り物だってことに。



「無理しなくていいから、桃。」
 


怖かったら⋯⋯怖いって言っていいんだ。
 
桃、俺は⋯⋯そんなに、頼りないの?



「っ⋯⋯ふ、う⋯⋯っ」
 


プツンと糸が切れたように、桃は子供のように泣き出した。
 
そんな桃を支えるように、優しく抱きしめる。
 
こんな大胆なこと、普段なら絶対にしない。桃は驚くだろうし、何より俺たちはボディーガードとお嬢様なんだから。
 
でも、今は違う。
 
桃がこんなにも怖がっているのに、俺はなんにもできないのか。⋯⋯桃を安心させることくらい、させてほしい。