side 碧
「⋯⋯桃、⋯⋯桃!」
「⋯⋯っ、んぅ」
腕の中で眠っている桃を起こす。
本当に⋯⋯無事で、良かった⋯⋯っ。
桃が生徒会長の手伝いに行ったことはいいとして、それから三十分近く帰ってこなかったときは本当に心臓が止まりそうになった。
もしも桃になにかあったら。
そう考えるだけで、恐ろしく感じてしまう。
もう、俺の世界は桃一色になってしまったらしい。常に頭の片隅には桃がいる。
「あお、くん⋯⋯?」
「うん、俺だよ。安心していいから、ゆっくり横になればいいよ」
「はあい⋯⋯碧くん、ありが、とうっ⋯⋯」
桃がさっき俺のところへ来たとき、桃の体はカタカタと震えていた。それほどあの生徒会長が怖かったのだろう。
絶対に許さねぇ⋯⋯。
流石にこのまま授業を受けさせまいと思い、俺は今桃を抱えながら保健室に向かっている。
場所は天音に聞いた。
天音も事情を聞いたとき、俺のように怒りを抑えきれなくなったらしく、角が出てしまったのだとか。
もちろん、誰もいない教室だったそうだから、見られてはいないそう。
あいつ⋯⋯なんか嫌な感じがするんだよなあ⋯⋯。
怪異と似たような、悪意に満ちたようなドス黒いオーラ。
いや、怪異のほうがもっと優しいような気がする。あいつは絶対に何かを隠している。
桃に近づいたこと、それから桃を怖がらせたこと。
「⋯⋯桃、⋯⋯桃!」
「⋯⋯っ、んぅ」
腕の中で眠っている桃を起こす。
本当に⋯⋯無事で、良かった⋯⋯っ。
桃が生徒会長の手伝いに行ったことはいいとして、それから三十分近く帰ってこなかったときは本当に心臓が止まりそうになった。
もしも桃になにかあったら。
そう考えるだけで、恐ろしく感じてしまう。
もう、俺の世界は桃一色になってしまったらしい。常に頭の片隅には桃がいる。
「あお、くん⋯⋯?」
「うん、俺だよ。安心していいから、ゆっくり横になればいいよ」
「はあい⋯⋯碧くん、ありが、とうっ⋯⋯」
桃がさっき俺のところへ来たとき、桃の体はカタカタと震えていた。それほどあの生徒会長が怖かったのだろう。
絶対に許さねぇ⋯⋯。
流石にこのまま授業を受けさせまいと思い、俺は今桃を抱えながら保健室に向かっている。
場所は天音に聞いた。
天音も事情を聞いたとき、俺のように怒りを抑えきれなくなったらしく、角が出てしまったのだとか。
もちろん、誰もいない教室だったそうだから、見られてはいないそう。
あいつ⋯⋯なんか嫌な感じがするんだよなあ⋯⋯。
怪異と似たような、悪意に満ちたようなドス黒いオーラ。
いや、怪異のほうがもっと優しいような気がする。あいつは絶対に何かを隠している。
桃に近づいたこと、それから桃を怖がらせたこと。



