愛は重くて結構です

彼女の名前はこころといった。

俺の一つ上の2年生で、ゲラなのかよく笑う明るい人。

あの入学式の出来事から数ヶ月、謎にタバコ友達認定されて、よく屋上で顔を合わせるようになった。

見れば見るほどタバコとは無縁そうな見た目だ。

華奢で可愛らしく、顔は小さくパーツの一つ一つが大きい。

清楚なお人形のような容姿だが、頬に小さなホクロがあるせいで少し翳りを帯びた色っぽさも加わっている。

春の暖かい気温から、段々と暑くなる季節へと移り変わる。

彼女はそんな時も長袖のシャツにブレザーを着ていた。

「暑くないの?」

「暑くないよ。私寒がりだから」