百文字ミステリー その違和感、見抜けますか?

「私が部屋を覗いた時、被害者はすでに倒れていました。胸から血を流して、息もしていませんでした。怖くなって、一歩も近づかずにすぐ逃げたんです」
容疑者の言葉を聞いた刑事は、静かに言った。
「嘘をつくな」

【真相】
容疑者は「一歩も近づかずに」と証言しているが、それなら被害者が「息をしていない」ことまで確認できるはずがない。息をしているかどうかは、近づいて確認しないと絶対に分からないからだ。