馬鹿ですが、実は秘密の最強総長です。

「じゃあ姫のままの方がいいじゃんっ…!」

「でしょ?」

棗ってば…。

この掴みどころのない男の子は、私の暴走族 Lucifer(ルシファー) の副総長 白石 棗 (しらいし なつめ)

飄々としていて、掴みどころのない男の子。

でも学校では、完璧王子と持て囃されているらしい。

3人とも私とは学校が違うからよく知らないんだけどね。

この都市の学校はランク分けされて造られている。

最高ランク から3つの学園が存在する

私の通ってる学園は〘 水蓮 〙

私の学校は3人よりも1つ上のランクで、最高ランク。

事情があってその学校に入学することになっちゃったんだけど…。

「で?
今日の小テストはどうだったの?」

「ほら。」

「「「うわ…」」」

「沙姫っ…これほんと…??」

「陽斗でさえ8割は取れてるのに…っ」

「どういう意味だよ」

「そんなに酷い?」

「「「酷い。」」」

…ま、それなら大丈夫か。

「ならいいや。」

「…ほんと、なんでこんな悪い点数取ってくるわけ?
入試試験は1位だったんでしょ?」

「さあ?」

私は笑って、みんなから目を背ける。

『沙姫は優秀でいい子ね』

この秘密だけは

─誰にも言えないから。