なんだか急に息苦しくなって、少し早足で雷を追い越そうとした。
その瞬間。
――ガシッ。
「痛っ……ちょっと、雷!?」
後ろから手首を強く掴まれた。
冷たそうに見えて、驚くほど大きくて熱い、男の子の手。
肌が触れたところが、じわっと熱くなる。
「慌てて歩くとコケるぞ、お前。……あと、あいつらに連絡先教えてねーから」
「え……?」
振り返ると、雷はめんどくさそうにそっぽを向いていた。
だけど、黒髪の隙間から見える耳の先が、夕暮れの赤色に染まっている。
「……俺は、いつもの4人でいるのが一番マシ。だから、お前を置いてくわけない。……分かったら、変なヤキモチ焼くな」
「ヤキモチなんか焼いてない!!」
心臓がドクンと跳ねて、真っ赤になりながら手首を振り払った。
ヤキモチ? 私が? 雷に……!?
そんなわけない、絶対に違う。
「はいはい」って生返事をしながら、雷は今度は私の歩幅に合わせて、ゆっくりと隣を歩き始めた。
バカ雷。あんなズルい言い方されたら、心臓が持たないじゃん。
私は自分の胸のトクトク暴れる音を必死に隠しながら、長くなる二人の影を見つめて歩いた。
その瞬間。
――ガシッ。
「痛っ……ちょっと、雷!?」
後ろから手首を強く掴まれた。
冷たそうに見えて、驚くほど大きくて熱い、男の子の手。
肌が触れたところが、じわっと熱くなる。
「慌てて歩くとコケるぞ、お前。……あと、あいつらに連絡先教えてねーから」
「え……?」
振り返ると、雷はめんどくさそうにそっぽを向いていた。
だけど、黒髪の隙間から見える耳の先が、夕暮れの赤色に染まっている。
「……俺は、いつもの4人でいるのが一番マシ。だから、お前を置いてくわけない。……分かったら、変なヤキモチ焼くな」
「ヤキモチなんか焼いてない!!」
心臓がドクンと跳ねて、真っ赤になりながら手首を振り払った。
ヤキモチ? 私が? 雷に……!?
そんなわけない、絶対に違う。
「はいはい」って生返事をしながら、雷は今度は私の歩幅に合わせて、ゆっくりと隣を歩き始めた。
バカ雷。あんなズルい言い方されたら、心臓が持たないじゃん。
私は自分の胸のトクトク暴れる音を必死に隠しながら、長くなる二人の影を見つめて歩いた。



