その空が、急に遠くに行っちゃいそうな気がして、胸の奥がギュッと苦しくなった。
嫌だ。
私、空にそんな顔してほしいわけじゃない。
もっと私を見てほしい。
いつもみたいに、笑ってほしい。
「どうでもよくない……! どうでもよくないよ、空……っ」
気がついたら、私は空のブレザーの袖を、ギュッと掴んでいた。
「私、空が他の女の子と仲良くしてたら、本当は……ほんとは、なんか胸がモヤモヤする……!」
それが『ヤキモチ』っていう名前の感情だなんて、今の私にはまだ上手く言葉にできない。
でも、必死に袖を掴む私の手を、空がじっと見つめた。「……じゃあ、なんでさっき手を繋ごうとした時、拒否しなかったの」
「えっ? 拒否なんてしてないよ?」
「ポケットから手、出さなかっただろ」
……あ。
そういえば私、カバンを律儀に両手で抱えて歩いてた……!「それは、カバンが重くて……!」
「言い訳。……ほら」
空が呆れたようにため息をついて、ポケットから大きな手を取り出した。
嫌だ。
私、空にそんな顔してほしいわけじゃない。
もっと私を見てほしい。
いつもみたいに、笑ってほしい。
「どうでもよくない……! どうでもよくないよ、空……っ」
気がついたら、私は空のブレザーの袖を、ギュッと掴んでいた。
「私、空が他の女の子と仲良くしてたら、本当は……ほんとは、なんか胸がモヤモヤする……!」
それが『ヤキモチ』っていう名前の感情だなんて、今の私にはまだ上手く言葉にできない。
でも、必死に袖を掴む私の手を、空がじっと見つめた。「……じゃあ、なんでさっき手を繋ごうとした時、拒否しなかったの」
「えっ? 拒否なんてしてないよ?」
「ポケットから手、出さなかっただろ」
……あ。
そういえば私、カバンを律儀に両手で抱えて歩いてた……!「それは、カバンが重くて……!」
「言い訳。……ほら」
空が呆れたようにため息をついて、ポケットから大きな手を取り出した。



