エリートではありません、非エリートです!!(誇) ~無能な落ちこぼれの私が、なぜかエリート男子集団に気に入られちゃいました!?~

僕よりも人生経験が多い先生が言っているのなら、
きっと本当なのだろう。

騙されたと思って、一度深呼吸をしてみる。

すぅ⋯⋯はぁ⋯⋯。


___僕は、宝井のことを⋯⋯小鈴のことを、
どう思ってる?


今だけは、自分の気持ちに、素直になる⋯⋯。

⋯⋯⋯⋯あぁ、そっか。そういうことなんだ。

なんだ、簡単なことじゃないか。

僕は、こんなにも簡単に答えを出せることを、悩んでいたの⋯⋯?

どんどん自分がちっぽけに見えてきた。



「どうだ。答えは見つかったか?」

「⋯⋯まあ」



先生にこんなことを言うだなんて恥ずかしいから、
言葉を濁してしまったけど⋯⋯自分の心の中では、
もう結論が出ている。



「これからは、浅葱のやりたいことをやれ」



突然先生が真剣な表情を見せて、思わず背筋を伸ばしてしまう。

僕の⋯⋯やりたい、こと?



「もし自分のやりたいことがわからないんだったら、
さっきみたいに自分に問いかけてみろ。

⋯⋯答え、出たんだろ?」