エリートではありません、非エリートです!!(誇) ~無能な落ちこぼれの私が、なぜかエリート男子集団に気に入られちゃいました!?~

「昨日、進藤さんのこと追い出したんでしょ?
⋯⋯まあ、しょうがないよね」

「イケメンだとは思ってたけど、性格悪いんだね〜」



進藤⋯⋯?
⋯⋯ああ、昨日図書室で騒いでいた奴か。

確か、女子の中だとボス的な存在だったっけ。

僅かな情報から進藤とやらのことについて思い出しても、僕についてこんなに言われている原因がわからなかった。



「___ひどいの⋯⋯緩くんがね、あたしのことずっと睨んできたんだよ?」



教室の隅から、すすり泣く声が聞こえた。

⋯⋯あんな隅からドアまで聞こえるだなんて、どれくらい大きな声で喋ってるんだろ。

そのすすり泣いている奴がさっき女子たちが言っていた進藤という女子だった。

睨む⋯⋯まあ、話を聞かないほうが悪いし。



「進藤さんは悪くないよ!」

「そうそう! だから、泣かないで?」

「みんな⋯⋯ありがとう⋯⋯っ」



進藤の周りにいる女子たちはさっきから進藤の言動にすべて肯定を示している。