エリートではありません、非エリートです!!(誇) ~無能な落ちこぼれの私が、なぜかエリート男子集団に気に入られちゃいました!?~

「いつものことだし、しょうがないよ!」

「でも、目の保養だよね〜!」



目の保養⋯⋯やっぱり、あいつらも瑠衣のことを外見だけで判断しているのか。

第一印象は半分くらいは視覚情報だって言うし、
僕もいちばん最初は顔が整っているなあとは思っていたけど、今はそれだけじゃない。

誰よりも優しくて、思いやりの心を持っている人。

今の印象はそんな感じだ。



「珍しいね」

「何が」

「だって、いつもだったら僕と一緒に騒がれてるでしょ。
⋯⋯今日は誰も緩のこと言ってないじゃん」



瑠衣に言われて、僕はハッとした。

確かに、いつもなら僕と瑠衣は一緒に騒がれている。

でも、今日は誰も僕の名前を呼ばない。

ありがたいことではあるんだけど⋯⋯なんだか胸のざわめきが止まらなかった。

なんだろう⋯⋯まるで、腫れ物を扱うみたいな。



「あ⋯⋯緩くんだ⋯⋯」