それから女子たちは急いで図書室を出ていき、
図書室には久しぶりに静寂が流れ始めた。
「あの、浅葱さん⋯⋯」
僕の近くで勉強していた人が何かを伝えに来たのか、
僕のすぐ側までやってきた。
「なに?」
「さっきは、ありがとうございました⋯⋯!」
あぁ⋯⋯お礼か。
別にそんなこと言わなくていいのに。
僕がうるさいと思ったから追い出しただけ。
ただそれだけだ。
「別に。君のためにやったわけじゃないから」
見返りを求めてるとか、そんなのじゃない。
というか、そういうのが僕はいちばん嫌いだ。
何かをしてあげたから、これをしてほしい⋯⋯とか。
そういう、人の優しさを利用するような奴が僕はいちばん嫌いなんだ。
「それでも、静かになったのは浅葱さんのおかげです!」
「⋯⋯どーいたしまして」
だけど、こうやってお礼を言われて悪い気分にはならなかった。
自然と、心が暖まったんだ。
図書室には久しぶりに静寂が流れ始めた。
「あの、浅葱さん⋯⋯」
僕の近くで勉強していた人が何かを伝えに来たのか、
僕のすぐ側までやってきた。
「なに?」
「さっきは、ありがとうございました⋯⋯!」
あぁ⋯⋯お礼か。
別にそんなこと言わなくていいのに。
僕がうるさいと思ったから追い出しただけ。
ただそれだけだ。
「別に。君のためにやったわけじゃないから」
見返りを求めてるとか、そんなのじゃない。
というか、そういうのが僕はいちばん嫌いだ。
何かをしてあげたから、これをしてほしい⋯⋯とか。
そういう、人の優しさを利用するような奴が僕はいちばん嫌いなんだ。
「それでも、静かになったのは浅葱さんのおかげです!」
「⋯⋯どーいたしまして」
だけど、こうやってお礼を言われて悪い気分にはならなかった。
自然と、心が暖まったんだ。



