エリートではありません、非エリートです!!(誇) ~無能な落ちこぼれの私が、なぜかエリート男子集団に気に入られちゃいました!?~

教師はそのまま話を始めて、
クラスメイトたちはようやく静かになって話を聞き始めた。



『⋯⋯緩、ありがと』



隣から声が聞こえたと思って横を向くと、
瑠衣が僕に向かって感謝を伝えていた。



『別に。僕がうるさいと思ったから言っただけ』

『緩のそういうとこ、僕は好きだよ』



急に好きとかどうしたの⋯⋯。

この頃から、僕はクラスメイトから避けられるようになった。

そして、図書室に人が近寄らなくなったのも、
僕が理由だ。

☆     ☆     ☆

それは、宝井が編入してくる少し前のこと。

僕は、いつものように図書室に来て読書をしていた。

この図書室はリニューアル工事を行う際に残されたらしく、昔っぽい暖かみのある雰囲気が今でも感じられる。


だが⋯⋯



「ねぇ見て! 緩くんだよ!」

「今日もかわいくてかっこいい⋯⋯」

「IQ二百の天才なんでしょ?
あたし、勉強教わろうかなあ」