エリートではありません、非エリートです!!(誇) ~無能な落ちこぼれの私が、なぜかエリート男子集団に気に入られちゃいました!?~

【Side 緩】


「⋯⋯ほんと、なんなの、あの子⋯⋯」



僕は、誰もいなくなった教室でそうつぶやいた。

今日は予想外のことが起こりすぎだ。

⋯⋯主に、あの編入生のせいで。



僕は、人と関わることが苦手だ。
というより、嫌いまである。

昔から、自分の容姿が周りよりも良いということなんてわかりきっていた。

⋯⋯そのせいで、女子が自分の周りに寄ってくることも。



『緩くーん!』

『本なんか読んでないで、
あたしたちと一緒に話さない?』



うるさ⋯⋯。

本なんかって、なんだよ。
お前ら、本をしっかり読んだことなんて無いくせに。



『緩くんって、本当にかっこいいよね!』

『わかる〜!
まあ、いつも本読んでてうちらに全く興味示してくれないけどねぇ』

『でも、そういう寡黙なとこもかっこよくない!?』



かっこいい、かっこいい、かっこいい⋯⋯。

もうそんな上っ面だけの言葉、聞き飽きた。