エリートではありません、非エリートです!!(誇) ~無能な落ちこぼれの私が、なぜかエリート男子集団に気に入られちゃいました!?~

「緩さんは緩さんなりに頑張っていると思いますよ。
きっと、心配しなくても緩さんは大丈夫です!

⋯⋯だから、先生はもし緩さんから助けを求められたら手を差し伸べてくれませんか?」



黙り込んでいる先生に向かって、
私は自分の思っていることをすべて吐き出した。

無理に干渉しなくても、緩さんならきっと大丈夫だろう。

緩さんはただ弱い人じゃなくて、
心の中にちゃんとした強さを持っている人だから。

さっきも、不器用ながらも私にティッシュを差し出してくれたし。



「⋯⋯そう、だな。
あいつは、俺が思ってるほどやわじゃないのかもしれないな」



そう言う先生の表情は、
少し切なそうにしながらも、しっかりとした笑顔で。

なんだか、子どもの成長を喜んでいる親の姿と重なるような気がした。



「悪い、宝井。
教師が生徒に寄り添わなくて、何が教師なんだろうな。

⋯⋯お前のおかげで、大事なことに気づけたよ」