エリートではありません、非エリートです!!(誇) ~無能な落ちこぼれの私が、なぜかエリート男子集団に気に入られちゃいました!?~

心の中でそう結論づけて、緩さんからもらったティッシュをポケットにしまい込んだ。



「ていうか、いいの? そろそろ授業始まるっぽいけど」



そう言いながら時計を指さした緩さん。

その指の先を見ると、
時計の針はすでに授業の五分前を示していた。



「もうこんな時間なの!?」

「あんた、授業だけは真面目に受けてるらしいし行けば?」

「うん、ありがとう!」



緩さんの助言を受けて私はすぐに本を本棚に戻した。

⋯⋯あ、そういえば。

思い出したことがあって、
図書室を出る前に緩さんの方へ振り返った。



「私の名前、宝井小鈴っていいます。
あんたじゃなくて、ちゃんと名前で呼んでくださいねー!」

「⋯⋯」



む、無視されちゃった⋯⋯あはは。

でも、緩さんに無視されることなんてこれに始まったことじゃないし、慣れだよね。

ていうか、初日も自己紹介したんだけどなあ⋯⋯。

きっと考え事とかで忙しかったんだろうな。






「ほんとになんなの⋯⋯」