エリートではありません、非エリートです!!(誇) ~無能な落ちこぼれの私が、なぜかエリート男子集団に気に入られちゃいました!?~

「今は司書の先生がいないかもだけど、いるときには本棚からカウンターに本を持っていったら借りることができるよ」

「そうなんだ⋯⋯! 何から何までありがとう、ライラちゃん」

「どういたしまして〜」



こんな私の頼みを嫌な顔一つせずに聞き入れてくれるライラちゃんは、本当に優しい人だと改めて思う。

こんなに優しい子が友達で、私は幸せ者だなあ。



「あっ、私委員会の仕事があったんだった⋯⋯!
小鈴ちゃん、教室までの道はわかる?」

「うんっ! バッチリだよ!」

「それならよかった。じゃあ、またあとでね〜」



ライラちゃんは用事を思い出したようで、
すぐに図書室から出ていった。

そして、再び図書室は静寂に包まれる。



「うーんっと⋯⋯日本文学の棚は⋯⋯ここだっ」



私は海外のお話よりも
やっぱり生まれ故郷である日本の作家さんが書いたお話のほうが好きで、
よく日本文学の本を読んでいた。