エリートではありません、非エリートです!!(誇) ~無能な落ちこぼれの私が、なぜかエリート男子集団に気に入られちゃいました!?~

あれ、でも瑠衣くん用事があるって言ってるけど、さっきからずっとこのキッチンにいるよね⋯⋯?

用事が無くなっちゃったのかな?



「ほら小鈴ちゃん。ちゃんと火の様子見てないと」

「あっ⋯⋯瑠衣くん、教えてくれてありがとうっ!」

「ん。⋯⋯どーいたしまして」



ぼーっとしそうになっていた私のことを現実に引き戻してくれたのは瑠衣くん。

お礼を伝えると瑠衣くんはそっぽを向いてしまった。

でも、横から少し見える耳が真っ赤に染まっている。

ふふっ⋯⋯ちょっと瑠衣くんは不器用なのかもしれない。



「⋯⋯⋯⋯ん?
小鈴センパイ。瑠衣センパイのこと、
呼び方変えたんすか?」

「え? うん、そうだよ?」



そういえば、あの瑠衣くんから呼び方を変えてほしいって言われた日からみんなの前でまだ瑠衣くんとは呼んだことは無かったっけ。



「⋯⋯くん付け、俺だけだったのに⋯⋯」

「⋯⋯? 陸くん、どうしたの?」