エリートではありません、非エリートです!!(誇) ~無能な落ちこぼれの私が、なぜかエリート男子集団に気に入られちゃいました!?~

「んっ⋯⋯!」



私、宝井小鈴の朝は早い。

朝の三時には起きて、五時まで勉強をして、
それからみんなの朝ごはんを作る。

それが、今の私の毎朝の出来事だ。

陽桜学園にやってきて、もう一ヶ月になる。

瑠衣くんや陸くんとは距離が縮まったように思えたけど⋯⋯。

まだ、十分に話せていない人もいる。



「えっと⋯⋯CuOが酸化銅で、酸化銅は銅が酸化してるから化合物⋯⋯だよね⋯⋯」



ブツブツとつぶやきながら勉強を進めると、
結構理解ができた。

⋯⋯よしっ、今日はここまででいいかな。

時計を見るともう五時に迫っていたから、
今日の朝の勉強はこれで終わりにした。

☆     ☆     ☆

「⋯⋯へくしゅっ」



うぅ、ちょっと寒くなってきたなあ⋯⋯。

まだ誰もいないキッチンには小さなくしゃみも、
大きな音となって響き渡る。

誰にも聞かれてなくてよかったあ⋯⋯。



「⋯⋯は、かわい」



⋯⋯ん?

なんで今、瑠衣くんの声が聞こえるの⋯⋯?