エリートではありません、非エリートです!!(誇) ~無能な落ちこぼれの私が、なぜかエリート男子集団に気に入られちゃいました!?~

「いーよ。⋯⋯っていうか、なんで陸だけくん呼びなの。
僕のこと、親しみをこめてちゃんとくん付けして」



親しみをこめて、か⋯⋯。

陸くんにだけくん付けするのもおかしいのかな⋯⋯?

前よりも仲良くなれたってことで、呼んでみようかなっ!



「瑠衣さ、じゃなくて⋯⋯瑠衣くん、これからもよろしくねっ」

「よろしくね、小鈴ちゃん」

「わっ!?」



なんだか前よりも瑠衣くんとの距離が縮まったような気がして、思わず笑顔がこぼれていた。

そんな笑顔の私に、大きな衝撃が走った。

もちろん、物理的に。

目線を少しだけ下げると、そこには私に抱きついている瑠衣くんの姿があった。



「瑠衣くん、急にどうしたの⋯⋯?」

「ん? やりたいからやっただけ。⋯⋯悪い?」



うっ⋯⋯。

そんなにウルウルとした瞳で見つめられたら、何も言えなくなっちゃうよっ⋯⋯。



「悪くない、です⋯⋯」