エリートではありません、非エリートです!!(誇) ~無能な落ちこぼれの私が、なぜかエリート男子集団に気に入られちゃいました!?~

「いいじゃないですか〜! だって、私あんまり瑠衣さんのこと知りませんもん」



私たちは同じ寮に住んでいるものの、あまり深く関わらない。

冬夜さんはテストの一件で気まずくなってしまったし(もう仲直りできたけどね)、
久遠さんはいつも忙しそうで話しかけられないし、
緩さんに至っては寮にいないことのほうが多いし⋯⋯。

瑠衣さんもよく自室にこもっているから、
そんなに話さない。

同じクラスだけど⋯⋯実は知らないことのほうが多いんだ。



「それに、瑠衣さんだけ私のこと知ってるなんて卑怯ですよっ。
知るんだったら、私にもしっかり瑠衣さんのこと、教えてください!」



これが、瑠衣さんのことを知れるきっかけになればいいな⋯⋯。

そんなことを考えながら、瑠衣さんの方を向いて微笑んだ。



「⋯⋯好きな食べ物は、プリンとハンバーグ」

「プリン! 私も大好きなんですっ。
今度一緒にスイーツ専門店でも行きませんか?」

「あんまり軽々しく男と二人で出かけないほうがいいと思う」

「⋯⋯? なんでですか?」