「小鈴は今、僕たちのことを優しいって思っただろうけど、小鈴のほうがよっぽど優しいから。
⋯⋯小鈴が優しいから、僕たちは引き寄せられたんじゃない?」
私⋯⋯優しいのかな。
自分ではわからないけど、もしそれが本当なら⋯⋯嬉しい。
大好きで大切な友達に、褒めてもらえたのだから。
「えへへ⋯⋯みんな、ありがとうっ⋯⋯!」
こんな私を、認めてくれて⋯⋯ありがとう。
好きになってくれてありがとう。
ひどい選択をした私に対して優しく接してくれて、ありがとう。
何度ありがとうと言っても、きっと私の感謝は伝わりきらない。
だから⋯⋯ずっと、伝えさせてね。
☆ ☆ ☆
できることなら、編入したばかりの私に伝えたい。
今は最悪の境遇かもしれないけれど、諦めずに努力すれば、きっと最高の境遇に変えることができる。
非エリートだって、エリートに成長することができる。
だから⋯⋯非エリートでも、誇りを持って、堂々としていてね。
それが、私の思う、エリートだからっ⋯⋯!
【完】



