エリートではありません、非エリートです!!(誇) ~無能な落ちこぼれの私が、なぜかエリート男子集団に気に入られちゃいました!?~

でも、だからってそれが全部陸くんや緩くんのせいではないと思う。



「あはは⋯⋯⋯⋯みんな、ちゃんと伝えてるんだ」



私たちの様子を見ていた久遠さんが、苦笑いを浮かべた。



「⋯⋯そろそろ、僕も勇気を出さないと、だよね」



そう言った久遠さんの表情は、いつもの優しい微笑みじゃなくて、真剣なものだった。

いつもと違う久遠さんの表情に、少しドキッとしてしまう。



「小鈴ちゃん、好きです。
⋯⋯あのときは、急に迫って本当に卑怯な真似をしたと思ってる。

でも、本気で⋯⋯小鈴ちゃんに、恋しているから」


___ちゅっ。


静かな部屋に、かわいらしいリップ音が響く。



「だから、そのことは忘れないでね」



わ、私、今⋯⋯っ、手に、キスされた⋯⋯っ?

キスなんて初めてのことだし、少女漫画でしか見たこと無いのにっ⋯⋯。

突然の出来事に戸惑って、私の身体は硬直してしまった。



「⋯⋯あー⋯⋯もうかわいすぎ。
こんなんで照れちゃうの?」

「久遠、お前はもう自室に戻れ。これ以上は見てられん」