エリートではありません、非エリートです!!(誇) ~無能な落ちこぼれの私が、なぜかエリート男子集団に気に入られちゃいました!?~

もらいに行くときは固まっていた表情も、帰ってくる頃には柔らかくなっていた。

きっと、結果が良かったんだ⋯⋯!



「たぶん、そろそろ小鈴ちゃんの番だよっ。頑張って!」



隣の席から、小声でライラちゃんが呼びかけてくれる。

私も口パクでありがとうと伝えた。



「宝井小鈴さん」

「はい!」



心臓が今までに無いくらい速い鼓動を打っている。

皮膚越しでも伝わってしまうくらい、ドドドドッという音が、全身に響き渡る。

やっぱり私⋯⋯緊張してるんだな。



「頑張りましたね」

「⋯⋯っ、え?」



先生から小さな紙を受け取って、自分の席に戻る。

なんだかその紙の中身を見ることが怖くて、裏返すことができなかった。



「⋯⋯小鈴ちゃん、大丈夫?」

「⋯⋯っ、あ、うん⋯⋯。大丈夫だよ!
ちょっと緊張してるのかも⋯⋯あはは⋯⋯」

「怖かったら、一緒に見よ? ね?」



私の気持ちを悟ってくれたのか、ライラちゃんは優しく言ってくれた。

ライラちゃん⋯⋯。



「うん⋯⋯一緒に、見てくれる?」

「もちろんだよ! ⋯⋯じゃあ行くよ?
せぇの⋯⋯っ」



ライラちゃんの掛け声と同時に、私は紙を裏返した。