「今日は、思いっきり楽しんで、いーっぱい楽しませちゃいましょう!」
「「「おー!!!」」」
楽しい文化祭の、始まりだっ⋯⋯!
☆ ☆ ☆
楽しい時間というものは、あっという間に終わってしまうもので。
気がつけば文化祭は、終わりの時間を迎えてしまった。
空が見える窓を見れば、そこには茜色の空が広がっていた。
「こーすずちゃんっ」
後ろから声をかけられて振り返ると、ライラちゃんが立っていた。
「ライラちゃん! お疲れ様〜」
「お疲れ様〜。
いやあ、本当に小鈴ちゃんがこのクラスにいてくれてよかったよ〜!」
そんなライラちゃんの言葉で、私の心はどんどん暖かくなっていく。
言葉というのは、本当に不思議だ。
時には人を傷つけるナイフのようになり、
時には人を救う光のようになる。
伝えたいことは同じでも、言い方ひとつで相手の心が暗くなるか明るくなるかが決まる。
言葉を扱うことのできる人間だからこそ、
誰かのことを考えて、心が暖まるような⋯⋯そんな言葉を紡ぎたいと、私は思っている。
「私も、ライラちゃんと⋯⋯このクラスの人たちと出会えて、本当によかった。
この学園を編入先にしてよかったって、心から思えたよっ⋯⋯」



