エリートではありません、非エリートです!!(誇) ~無能な落ちこぼれの私が、なぜかエリート男子集団に気に入られちゃいました!?~

季節はすっかり秋。

教室の窓から見える山々も、緑から赤色や黄色に変わり始めていた。



「小鈴ちゃ〜ん」

「あっ、ライラちゃん! おはようっ」

「小鈴ちゃん、冬服にしたんだね〜。似合ってるよ〜!」

「えへへ⋯⋯そうなのっ! ありがとう〜!」



陽桜学園には、基本的に衣替えというものが無い。

自分で寒いと感じたときには冬服を着て登校してもいいし、暑いと感じたときには夏服で登校してもいい。

エリートを育てる進学校だからこそ、服装は自分の判断にまかせているのかもしれない。



「ホームルーム、始めますよ」



教室に入ってきた先生の姿を見た私たちは、すぐに自分たちの席に戻った。



「今日は、二週間後に迫った文化祭の出し物について話し合いたいと思います。
各々、このクラスでやりたいと思える企画を出してください」



そんな先生の言葉に、いつもは静かなクラスの空気が一気に明るくなったように感じた。

文化祭っ⋯⋯!

私はちょうど今年から編入したし、陽桜学園での文化祭は初めてなんだ。