エリートではありません、非エリートです!!(誇) ~無能な落ちこぼれの私が、なぜかエリート男子集団に気に入られちゃいました!?~

陸くんが眠っているから大きな声は出さないほうがいい。
⋯⋯そんなことは、わかっている。

わかっているはず。
だけど、笑い声を抑えることができなかった。

なんで笑っているのか、私自身にもわからない。

でも⋯⋯自然と心の中には、甘い物を食べたときのような幸せな気持ちが溢れていた。



「みんな⋯⋯私の誕生日を祝ってくれて、本当にありがとうございますっ⋯⋯!」



こうしてたくさんの人からお祝いしてもらったのなんて、幼稚園ぶりかもしれない。



「⋯⋯別に、僕たちが望んだわけじゃないし」

「瑠衣、素直になりなよ。
⋯⋯こちらこそ、祝わせてくれてありがとう」

「これからも、勉学には励むように」

「改めて、お誕生日おめでとう、小鈴ちゃん」




___その日は、今までの⋯⋯十四回経験してきた誕生日の中で、いちばん思い出に残った日だった。