みんなの言葉が信じられなくて、思わずカレンダーに目を向けてしまう。
あっ⋯⋯本当だ、今日の日付が十月十五日⋯⋯私の誕生日になってるっ⋯⋯!
最近何かと忙しくて、誕生日のことなんて気にしてなかったな、あはは⋯⋯。
「それに、今日は学園休業日だから、学校は無いから安心していいよ。
ゆっくり準備しておいで?」
久遠さんが優しく伝えてくれて、お言葉に甘えさせてもらった。
いつもただ髪の毛を下ろすだけだし⋯⋯編み込みのアレンジでもしようかな?
てっぺんの髪の毛を持ってきて、耳の後ろに編み込んだ毛束をすっと流す。
⋯⋯よし、こんな感じかな。
一度鏡で確認してから、みんなが待っているであろうリビングに向かった。
「遅くなっちゃってごめんなさいっ⋯⋯!」
「⋯⋯っ、あ⋯⋯お、おかえり、小鈴⋯⋯」
⋯⋯?
なんだか、緩くんの顔が真っ赤だけど⋯⋯どうしたんだろう?
「小鈴センパイ、いつもかわいいけど、今日は一段とかわいいっすね!」



