エリートではありません、非エリートです!!(誇) ~無能な落ちこぼれの私が、なぜかエリート男子集団に気に入られちゃいました!?~

それでも⋯⋯彼女への興味は全く冷めることはなかった。

☆     ☆     ☆

「ただいま」



寮に帰る頃には、あれだけ夕日色に染まっていた空の色も、藍色に近づいていた。



「⋯⋯」



⋯⋯そして、冬夜と目が合うだけで睨まれた。

さっきのこと、ずっと根に持ってたのかな⋯⋯まあ、当たり前だよね。

僕がそんな態度を取られても仕方のない行動をしたんだし。

小鈴ちゃんは全否定していたけど、
あの焦りようと僕たちの体制で大方バレただろう。



「どうしたの、冬夜」

「何がどうしたの、だ。
⋯⋯お前、小鈴に何をした?」



そうやって僕を睨み続ける冬夜の声は⋯⋯地を這うように低かった。

あ、これ、ガチギレしてるな。



「特に何も。
小鈴ちゃんに興味を持ったから話を聞いただけだよ」

「じゃあ、なぜ小鈴は焦っていたんだ?
ただの話ならば、何も焦ることなど無いだろう?」



真顔で僕に問い詰めてくる冬夜の顔は、魔王のように恐ろしかった。