エリートではありません、非エリートです!!(誇) ~無能な落ちこぼれの私が、なぜかエリート男子集団に気に入られちゃいました!?~



突然、さっきまで聞こえていたキーボードの音が止まった。



「⋯⋯? 久遠さん、どうされたんですか⋯⋯?」

「___君はさ、何者なの?」



⋯⋯⋯⋯え?

私が、何者って⋯⋯?



久遠さんが尋ねた言葉の意味が全くわからなくて、私は首を傾げることしかできなかった。



「警戒心が強めな陸も、
人には毒舌になる瑠衣も、
他人には興味を持たない緩も、
完璧主義で成績の悪い人には厳しい冬夜も⋯⋯なんで、君に構うんだろうって」



私に⋯⋯構ってる?

普段みんなと過ごしていても、そんな風に思うことはなかった。



「ただの女の子⋯⋯なわけ、無いよね。
だって、こんなにも男を手懐けているんだから」

「てなづ⋯⋯?」

「誰でもいいんだったらさ、”俺”でもいいよね?」



あれ⋯⋯久遠さん、今、俺って言った⋯⋯?

いつもの久遠さんの一人称は、確か「僕」だった気がする。



「ど、どういうことですかっ⋯⋯?」