エリートではありません、非エリートです!!(誇) ~無能な落ちこぼれの私が、なぜかエリート男子集団に気に入られちゃいました!?~

あのときは、すごく驚いたな⋯⋯あはは。



「じゃあ、こんなに頑張る必要はないだろ。
⋯⋯小鈴は、なぜそんなに努力を続ける?」



こんなに頑張る必要、って⋯⋯まるで、この学園の人たちが願いを叶えるために勉強をしているみたい⋯⋯。

少なからずそういう思いはあるかもしれない。

私だって、こんなお願いを叶えてもらいたいなあなんて、漠然としたものがあるし。

でも、勉強を続けている理由は⋯⋯それだけじゃない。



「⋯⋯私、本が好きで。
その中でもハッピーエンドの本が大好きなんです!」



急に自分の話をし始めた私に、冬夜さんは驚いたのか、そのまま黙って聞いてくれた。



「エリートじゃなくて、非エリート。
卒業するときにその非エリートがエリートになって、無事に願いを叶える。

⋯⋯そんなストーリー、ハッピーエンドにピッタリだと思いませんかっ?」



私は、みんなと比べて落ちこぼれの非エリートだ。