「やばい!!電車乗り遅れちゃう!彩乃、バイバイ!!」
「、、うん。バイバイ!」
駅が近づいてきて、友達の香歩と別れた。
ポニーテールを揺らして走る後ろ姿が消えてから、私は道を曲がった。
香歩も私も帰宅部で、席が前後だったからすぐに仲良くなった。
でも、香歩は明るくて元気だし、運動部とか入らなくてよかったのかな、、
私は家から高校まで電車を使わなくて行ける距離だけど、香歩は電車とバスを使うらしい。
自分だったら大変で学校に行く気力を無くしてしまいそう。
家から近い高校に受かって本当に良かった。
ズキッ
「、、っ、、」
こめかみに強い衝撃が走って、思わずしゃがみこみそうになった。
片頭痛、かな、、
今日は今にも雨が降りそうな天気だから、ありえなくはないことだ。
だけど、最近自分の体におかしなことが増えたような気がする。
頭痛がしたり、夜中に足がしびれて目が覚めたり、さっきだって、香歩に手を振った時に腕が痛かった。
早く帰って休もうかな、、、


