湧き上がるのは恐怖に近い感情。
ものすごくトゲトゲした、あまりに剥き出しの鋭い高ぶりをぶつけられる。
その高ぶりは、怒りに近い気がした。
逃げたい、たすけて、と。
全身が悲鳴をあげたので、ずっとずっとしつこく離れないものに、がぶっと噛みついてやった。
「っ……てぇな……」
「はぁ、はぁ……」
ようやくおとずれた解放の瞬間。
死にものぐるいで酸素を取りこみながら、胸に手を当てる。
く、くるしかった!
頭くらくらした!!
し、しぬ!
……ん?
てか、まって
わたし、さっき、舞に
「ちょっと!なんなの、いきな……ぬ゛」
こんどは乱暴にアゴをつかまれてしまった。
頬までぶにゅっと潰してくるいきおいのまま、強引に顔を持ち上げられる。
うぐ……ぜったい、いま超絶ブサイク。
てか舞の顔こわ……



