ゲームの世界だ…
紛れもなく…
青い空を見上げると、遥か遠くに無数の空島が浮かんでいるのが、ぼんやりと見えた。
あぁ、Eternal Sky Onlineの世界に入ってしまったんだ…
そう思った。
でも、悪く無いじゃない?
身体は軽いし、空気は美味しい。
ここが空の上だと思うとなんだか不思議なワクワク感がある。
現実世界で陰湿なイジメをされているよりは、ここでRPGでもやった方がはるかにいいんじゃ無いか?
そう思った。
心から。
私は手に握らされていたROGを見つめた。
これに全てのゲームのデータは保存されていくらしい。
そして…
ログはどんな攻撃でも壊れる事は無いのだと言う。
私はまず、ステータスを開いた。
【プレイヤーステータス】
プレイヤー名 Maris(マリス)
Lv.1
種族 ヒューマン
職業 操海士(そうかいし)
海流・水流・潮汐を操るサポート型上級適性職。 攻撃だけではなく、回復・補助・妨害・環境操作を得意とする。
HP
120
MP
180
STR(筋力)
8
VIT(耐久)
10
INT(知力)
18
MND(精神)
20
AGI(敏捷)
11
DEX(器用)
15
LUK(幸運)
14
初期装備
初心者の潮杖
海色のローブ
潮風のブーツ
初期スキル
水弾 Lv.1
MP:8
小さな水球を飛ばす。
威力:★☆☆☆☆
潮癒(しおゆ)
MP:10
味方一人のHPを少量回復。
水幕(みずまく)
MP:12
薄い水の膜を展開。
飛び道具ダメージを少し軽減。
潮感知
パッシブ
近くの水源・隠し通路・魔力の流れを感じ取る。
固有適性
海神の加護(未覚醒)
???
とあった。
うーん…
空なのにスキルが海…?
意味あるのかな???
まぁ、でも海水を生成出来るって事だろうし、仕方ないよね。
その時はそれくらいの認識だった。
空に突き刺さるような巨大なドアが建っている広場まで歩いていく。
そこでは、プレイヤー達が仲間を探したり、情報交換したりしていた。
私もどこかのパーティに入る…?
でも、人見知りの私にうまく行くのかな…?
そんな不安が押し寄せる。
その時、肩がドン!とぶつかった。
いったぁい!
『よぅよぅ、姉ちゃん!
肩がぶつかったのに、お詫びも無しかよ!』
見上げると、チンピラみたいな柄の悪そうな男が居た。
「あ、あの…
ごめんなさい…!」
『はぁ?
聞こえねーよ!』
「ご、ご、ごめんなさい!」
精一杯の大きな声で謝った。
しかし…
『謝って許される事じゃねーんだよ!
俺の新品のレザーに傷ついたからなぁ!
ちょっとこっちに来いよ!』
腕を引っ張られる。
やだ、怖い…!
「だ、誰か助けて…!」
私は言った。
しかし、みんなプレイヤー達は見て見ぬふりだ。
ずるずると引きずられる私。
その時、銀髪の髪の毛が目に入った。
「そ、そこの!
銀髪のお兄さん!
た、助けて!」
「名指し…ね…
面倒だな。チッ!
その子を離してあげて。」
『なんだテメェは!?
やるかぁ!?』
「これだから、初期のNPCは…」
え…
NPCなの、このチンピラ…?
そう思った時、チンピラの肩に亀裂が入った。
どうやら、銀髪の男性が剣を振るった…らしい…
『ぐ、ぐぁぁぁ!
くそ、覚えてろよ!!!』
そして、チンピラは走って逃げて行った。
「…あの、ありがとうございました…」
「いえ、名指しされたので仕方なく、ね。
じゃ、僕はこれで。」
「ま、待って!」
「?
なに?」
理由は分からない。
引き留めなくちゃならない気がした。
「お礼…
そう、お礼したいから…!」
「はぁ…
じゃあ、コーヒーでも奢ってもらおうかな?」
紛れもなく…
青い空を見上げると、遥か遠くに無数の空島が浮かんでいるのが、ぼんやりと見えた。
あぁ、Eternal Sky Onlineの世界に入ってしまったんだ…
そう思った。
でも、悪く無いじゃない?
身体は軽いし、空気は美味しい。
ここが空の上だと思うとなんだか不思議なワクワク感がある。
現実世界で陰湿なイジメをされているよりは、ここでRPGでもやった方がはるかにいいんじゃ無いか?
そう思った。
心から。
私は手に握らされていたROGを見つめた。
これに全てのゲームのデータは保存されていくらしい。
そして…
ログはどんな攻撃でも壊れる事は無いのだと言う。
私はまず、ステータスを開いた。
【プレイヤーステータス】
プレイヤー名 Maris(マリス)
Lv.1
種族 ヒューマン
職業 操海士(そうかいし)
海流・水流・潮汐を操るサポート型上級適性職。 攻撃だけではなく、回復・補助・妨害・環境操作を得意とする。
HP
120
MP
180
STR(筋力)
8
VIT(耐久)
10
INT(知力)
18
MND(精神)
20
AGI(敏捷)
11
DEX(器用)
15
LUK(幸運)
14
初期装備
初心者の潮杖
海色のローブ
潮風のブーツ
初期スキル
水弾 Lv.1
MP:8
小さな水球を飛ばす。
威力:★☆☆☆☆
潮癒(しおゆ)
MP:10
味方一人のHPを少量回復。
水幕(みずまく)
MP:12
薄い水の膜を展開。
飛び道具ダメージを少し軽減。
潮感知
パッシブ
近くの水源・隠し通路・魔力の流れを感じ取る。
固有適性
海神の加護(未覚醒)
???
とあった。
うーん…
空なのにスキルが海…?
意味あるのかな???
まぁ、でも海水を生成出来るって事だろうし、仕方ないよね。
その時はそれくらいの認識だった。
空に突き刺さるような巨大なドアが建っている広場まで歩いていく。
そこでは、プレイヤー達が仲間を探したり、情報交換したりしていた。
私もどこかのパーティに入る…?
でも、人見知りの私にうまく行くのかな…?
そんな不安が押し寄せる。
その時、肩がドン!とぶつかった。
いったぁい!
『よぅよぅ、姉ちゃん!
肩がぶつかったのに、お詫びも無しかよ!』
見上げると、チンピラみたいな柄の悪そうな男が居た。
「あ、あの…
ごめんなさい…!」
『はぁ?
聞こえねーよ!』
「ご、ご、ごめんなさい!」
精一杯の大きな声で謝った。
しかし…
『謝って許される事じゃねーんだよ!
俺の新品のレザーに傷ついたからなぁ!
ちょっとこっちに来いよ!』
腕を引っ張られる。
やだ、怖い…!
「だ、誰か助けて…!」
私は言った。
しかし、みんなプレイヤー達は見て見ぬふりだ。
ずるずると引きずられる私。
その時、銀髪の髪の毛が目に入った。
「そ、そこの!
銀髪のお兄さん!
た、助けて!」
「名指し…ね…
面倒だな。チッ!
その子を離してあげて。」
『なんだテメェは!?
やるかぁ!?』
「これだから、初期のNPCは…」
え…
NPCなの、このチンピラ…?
そう思った時、チンピラの肩に亀裂が入った。
どうやら、銀髪の男性が剣を振るった…らしい…
『ぐ、ぐぁぁぁ!
くそ、覚えてろよ!!!』
そして、チンピラは走って逃げて行った。
「…あの、ありがとうございました…」
「いえ、名指しされたので仕方なく、ね。
じゃ、僕はこれで。」
「ま、待って!」
「?
なに?」
理由は分からない。
引き留めなくちゃならない気がした。
「お礼…
そう、お礼したいから…!」
「はぁ…
じゃあ、コーヒーでも奢ってもらおうかな?」
