エリート社長の密かな純愛 〜身籠り初夜から始まる極上な甘い罠〜





「───俺と、結婚してくれ」


慧さんは私の左手をそっと取ると、震える薬指に、あの美しくきらめく指輪をゆっくりと滑り込ませた。



朝の光を浴びて、私の薬指でピタリと収まったダイヤモンドが、眩いほどに輝く。




「……やっぱり、お前にはこれが一番似合う」


自分のものになった証を目にして、慧さんはどこか満足そうに、愛おしそうに目を細めた。





そのまま私の左手を両手でそっと包み込んで───息が触れ合うほどの至近距離でまっすぐに私を見つめて、耳元に甘い声を落とした。






「愛してる。……雛乃。お前も、お腹の子も、一生俺が”寵愛”してやる」


───義務からなんかじゃない。

言葉のすべてに、私を包み込むような熱い熱い愛がこもっていた。




「……っ、はい……!」


溢れる嬉し涙をそのままに、私はコクコクと何度も大きく頷いた。






夜明けの光を浴びてきらめく指輪が、私たちの手の隙間で眩しく輝いている。



逃げない私の首筋に慧さんの大きな手が添えられ、ゆっくりと、今度こそ、熱い唇が重ねられた────……。