ケーベのお話 ある金貨のお話

その金貨は人を不幸にすると言われていました・・。
「あれ?」
僕は、道端に金貨が落ちていたから拾いました。
「綺麗な金貨だね・・」
その金貨は、誰を探している様でした。
「この金貨は意思があるみたいだね・・・・」
私は水晶で、金貨を探していました。
「あの金貨を拾った方は不幸を巻き起こすのよね・・・」
私が探している金貨は呪いの金貨でした。
拾った人間を不幸にする呪いがあるという言い伝えがありました。
あんな小さな少年に拾われる何て、彼が不幸になるわ・・。
私は水晶で少年を探しました・・・。
僕が金貨を持って歩いていると怪我をした男の人と出会いました。
「如何したのですか?」
「私は怪我をしていて働けないのだよ。その金貨をわしにくれないか?」
「・・・・・・・・・」
僕はその方が気の毒だから、金貨を渡しました。
「有難う・・。少年・・・」
「・・・・・・」
僕が金貨を手放したその時、占い師の様な女の方と出会いました。
「ねえ。貴男は金貨を持っていなかった?」
「持っていたけど、けがをした男の人に渡したよ」
「?」
私は水晶で少年が渡した金貨を持つ男の事を調べました。
「ひひひ、儲けたぜ」
その男は悪質な詐欺師でした。
少年から金貨を奪った詐欺師は早速それを使おうとしましたが・・。
「おい、お前は指名手配中の詐欺師だな。逮捕する」
「ひいいいい」
詐欺師が逮捕された後、金貨はその場から消えました。
「金貨が消えた?」
すると、少年の手にあの金貨がありました。
「君の様な真面目な人に拾われるのをまっていたんだよ。さあ。僕を商人に売って大金を工面しなさい」
「え。金貨が喋った」
「僕は呪いの金貨では無いんだよ、今まで悪意を持った人間の手に渡ったから、自分を守る為に彼らに制裁を加えただけだよ」
「じゃあ、貴方は呪いの金貨では無かったのね」
「そうだよ。じゃあね。占い師さん」
「じゃあ、早速、貴金属を買い取る商人のお店へ行こう」
少年は笑いながら、私の前から去って行きました。
あの金貨は呪いの金貨では無かったのですね・・。