ケーベのお話  当選したい・・・。

今回、私は、ルイさんと一緒に、図書館にいました。
「ねえ?ケーベさんがあるプラモ作家さんの売り上げを半分取り上げているって話は本当なの」
「ええ、本当よ」
「で、飲酒運転寸前のドライバーさんを助けた話も本当なの」
「ええ、本当よ」
すると喋る猫ルル君がルイさんに言いました。
「ねえ、ルイさん、カトレアワインの瓶を割って、SNS投稿寸前だったって話は本当なの?」
「そ、それは・・」
「ええ、本当よ」
「もうー、ケーベさん・・・」
私達が話に夢中になっていると暗い顔をした男性が私に声をかけました。
「あの・・、ケーベさん、うちの会社がお金が無く倒産寸前何です・・」
「まあ・・」
其れを聞いたルイさんは驚いて言いました。
「じゃあ、ケーベさんの占いで当たりくじを買って一等を当てればいいでしょう」
「あ、その手段があったニャー」
「・・・・・・・・・・」
ルイさんの鋭い指摘に、私は、数枚お札を用意して、宝くじ売り場へ男性を案内しました。
「じゃあ、貴方の会社を半年後に再建させますから、お金は立て替えですわ・・」
するとケーベさんは選択式宝くじで、次々と番号を記入しました。
その数は10枚・・・・。
「此れで10回分確実に一等が当選しますわ。で、5分の4は私が貰いますわよ」
「いいですよ。是非」
「パサ」
ケーベさんは、男性に宝くじを渡しますと、笑いながら言いました。
「半年後が楽しみね・・・」
そして、半年後・・。
「全部で10億リア(日本円で10億円)、会社が再建出来る以上の金額だ」
わしは、驚愕な当選額に驚いた。すると部下が来客が来たとわしに伝えた・・。
「はて、どなたさんじゃあ」
わしが玄関に向かうとケーベさんが笑顔で言った・・・。
「8億リア頂きますわ」
「え。8億リア」
「あの時、約束したでしょう。当選額の5分の4は私が貰うと・・」
すると、ルイちゃんが笑顔で大きなバックに8億リアの札束を入れていた・・。
「儲かりましたね」
「ええ」
「・・・・・・・」
わしは唖然として、ケーベさん達の後ろ姿を見送った・・。
2億リアのお蔭で会社は再建成功したがね・・・。
何だ、此の納得出来ない事態に愕然とした・・。