「ねえ、先輩。」 「なに?エミちゃん」 なんでもないよ、一度呼びたかっただけ。 「ほら〜、呼んでおいていつも黙っちゃうよね?」 「カイト先輩と話すの緊張するんですよ」 これが私の精一杯の言葉だった。 光井海斗 先輩。1つ上の部活の先輩。 「え〜、もっと気軽に話してくれればいいのに。」 「いつもありがとうね、エミちゃん。 みんなも感謝してるよ。 マネージャーなってくれてありがとね。」 私は陸上部のマネージャー。 カイト先輩は中3でもうすぐ引退する。