ケーベのお話 パチンコにはまる男性の場合

私はその日のお昼に公園で占いのお仕事をしていました。
「ケーベさん、先日は私達を助けてくれて有難う御座いました」
「わざわざ、お礼を言ってくださったのね。ルイさんにシシリアさん」
「ええ、これは私たちが作ったケーキです」
「わざわざ、ありがとうございます」
「それでは・・・・」
私が先日、カトレアワインの瓶を割ろうとしたルイさんとシシリアさん達の悪戯を止めさせる事が出来て、彼女たちが楽しい学生生活を送っている事を知って、安心しました。
私が彼女たちが作ってくれたケーキを食べながら、お客さんが来るのを待っていました。
すると、なにやら、金運の無い男性が不機嫌な顔をしながら、ボヤいていました。
「ああ、俺は一生、負け犬人生のままかよ・・・」
私は水晶で此の男性が悲惨な目に遭う事が見えたので、彼に忠告をしました。
「そこのお兄さん、今からパチンコのお店に行くつもりでしょう?」
「ああ、何でそれが分かったんだよ?」
「貴方が行くお店は危険だから、プラモでも作っていなさいね」
「はあ?」
何で、此の女は俺の趣味がプラモだと知っているんだ?更に、俺が最近パチンコにハマっている事をしっているんだ?
「うるさい、姉ちゃんだね・・」
俺は、姉ちゃんが行くなと警告したパチンコ屋に全財産50万リアル(日本円で50万円)を持って、そこの噂の儲かる台へ向かった・。
「じゃあ、始めるか・・」
俺が全財産50万リアルをパチンコ玉に変えると早速、噂の台に挑戦したがあ・・。
「・・・・・・・・」
俺が全財産は1分で無くなってしまった、あの女の警告通りになってしまった・・。
「この台は不正改造されているんだよ。詐欺だああ」
「何が儲かる台だ、詐欺の台だろ?」
俺が興奮していると店員とは思えない強面の男たちがやってきた。
「この台は、儲かるのは本当だぞ」
「詐欺だ」
「儲かるのは、兄ちゃんでは無く、俺たちの店が儲かる台何だよ。お前、何で、不正改造の事を知っているんだ」
「俺たちの重要な機密をしってしまったお前さんには消えて貰わないとね・・」
「・・・・・・・・・」
俺は本能的に強面の男たちがやばい連中だと悟ったが遅かった・・。
「まあ。土の中でお寝んねしてな」
「げ・・・・・」
俺が殺されると思った瞬間、姉ちゃんが俺に言った。
「ねえ?それでもあのパチンコ屋に行きたいの?」
「や、やめとく」
「ふふふ、あのお店は明日には摘発されるわね。貴男はプラモで儲かるわよ」
「はあ?」
姉ちゃんは俺を早速、プラモ屋へ案内してくれた。
「あなたは、あのプラモのシリーズが好きでしょう」
「ああ・・・」
すると、姉ちゃんは、店員を使って、その店のプラモ全部、札束を支払って、笑顔で俺に言った。
「貴方の大好きなプラモを全部贈るわね?お金は私が負担するわね」
「ねえ、お姉さん、そんなにお金があるなら、俺にも分けてほしかったよ」
「はあ?」
すると、お姉さんは俺に怖い顔をしながら言った。
「これから、私が贈ったプラモを魔改造をして、フリマサイトで出品しなさい。そうすれば、貴方は私が払ったお金以上の収入を稼げるわよ」
「・・・・・・・・・」
こうして、俺は、ケーベさんのおかげで、プロのプラモデラーになれた・・。
お金は確かにたくさん稼げた・・・。
でも・・・。
「トムさん、今月の売り上げの半分、確かに受け取りましたわね」
「・・・・・・・」
ケーベさんは、俺が作ったプラモが売れるたびに、その半分の売り上げ金を回収されてしまった・・。
何か話が違うぞ・・・。