優しい君に溶けていく


そんな中、また彼氏ができた。

透くん。

茶髪がかった髪、よくパーカーを着る、優しく笑う男の子。


私の何がいいの。

そう思ってはいるけど、嫌いだとかそういうんじゃないから振るのは申し訳なかった。

だから彼の気持ちを尊重するしかなかった。


「ずっと前から気になってて…気付いたら好きになってました。もし良かったらお付き合いしてほしいです」


私は頷いた。

上手く微笑むことはできてたんだろうか。

どうせまた、つまらないとか言われて振られるんだ。

好きになって傷付くのはやめよう。