偽りの姫の手に堕ちた元姫は、最強男子達に寵愛される。

いつものように弁当を食べて、結杏に弁当箱を返していた日。

最近は物騒なことも多かったから、結杏と喋りながら送っていた時だった。

目の前に、Silvaの奴らが現れた。

まるで、先頭に居る女を守るかのように。

…あいつら、何してんだ?

Silva の総長や幹部の奴らは星羅を寵愛してる。つーのは、俺でさえも知ってる周知の事実だった。

なのに、他の女をあんな風に守って…

つーか今あの女、なんか薄気味悪りー笑い方してやがったな…。

すると、隣にいたはずの結杏の様子がおかしいことに気が付いた

「結杏?」

俺の声が聞こえていないのか、手や足、唇を震わせ真っ青になった結杏

「おい結杏。
大丈夫か?」

「…分かってたのに…」

ボソッと呟いた結杏。

今にも泣き出しそうで、それを堪えているのか震えた唇を強く噛んでいる結杏。

「っおいっ…!」

俺は結杏を見ていられなくて、思わず結杏を抱き抱える

結杏には申し訳ないけど、今はそれどころじゃねーな…。

結杏は多分気が付いてない。

俺はそのまま、誰も寄り付かない場所へ結杏を連れ出した。