次の日、私は昼休みにハンカチを貸してくれた人を探して中庭に訪れていた
『結杏が帰ってくるまで待ってる』って、駆くん言ってたけど説得したから大丈夫…だよね?
でも早めに戻らないとっ…!
慌てて周りを見渡す
…それにしても、あの人どこかで見た気がするんだよなぁ…。
この前の神楽くんも、ハンカチの人も。
うーん…と唸っていると、後ろから人の気配がしてバッと振り返る
そこに居たのはハンカチを貸してくれた彼だった。
「…俺の気配、分かったのか?」
疑うような目に思わずドキッとする
「わ、私そういうのに目敏い?みたいでっ…!」
「ふーん…
…ま、いいけど。
なんか用?」
「あ、あのっ…!
昨日はハンカチ、ありがとうございましたっ…!」
「わざわざ洗ったのか?」
「えっ?
はいっ…!汚してしまったのでっ…!」
「…そっか。
わざわざありがと。」
「はいっ…!」
やっぱりこの人、何処かで…。
「…何処かで会ったことありますか?」
「えっ?」
ハッ!
な、なんで私口に出してっ…!
「…何それ、昔のナンパ師かなんか?」
ハハッと笑う彼に思わず頬が赤くなるのが分かる
…笑ってるとこ、初めて見た…。
「…それ、なに?」
「へっ?」
彼の目線の先には、私の手に持ったお弁当袋があった。
そういえば、駆くんが目の前にあったら絶対食べちゃうから持って行って。って言ってたんだった…
「お弁当ですっ…!」
「具は?」
「ご飯と梅干しと卵焼きと、
あとハンバーグ…」
すると彼の体がピクっと反応する
…もしかして
「ハンバーグ…お好きなんですか?」
すると何も反応が帰ってこなくなる。
これは…当たり?
「いっぱいあるので…食べますか?」
「…まぁ…。」
すぐ近くにあったベンチに座り、お弁当を広げる
すると彼の目がキラキラと光る
「…じゃあ、1口。」
モグッと食べると、彼の目がキラキラと光った。
すると無言でも、ガツガツ と食べてくれる彼
ふふっ喜んでくれたみたいでよかった…っ
「…なんか、凄い懐かしい味がする。」
「懐かしい味…ですか?
多分それは、隠し味…だと思います。」
「隠し味?」
「母がよく言ってたんです。
" 愛情 "って。」
「そうか。」
「美味かった」
「良かったですっ」
「…明日も作ってきてくれるか?」
「明日…ですか?」
「金は渡す。」
「お金なんてっ…!
簡単なものしかないですし」
「材料費って馬鹿になんないだろ。
受け取れ」
「お金入りません。
それじゃあ交換条件で、味の感想とかを教えてください。
あと、昼休みは友達と食べるので、お弁当を渡すだけになりますけど…」
「それでいい。」
「分かりましたっ!」
「…そういえば、あんた…名前は?」
「天崎結杏ですっ!」
「俺は二階堂 陽。」
「よろしくお願いします、二階堂さんっ!」
「二階堂さんじゃなくていい。
陽」
「陽…さん?」
「呼び捨ては?」
「陽さんって先輩…ですよね?」
「3年だからな。」
「む、無理ですっ…!」
「無理じゃない。」
蒼月や雅人、遼くんは学園に入る前からの知り合いだったから年齢関係は特に気にしてなかったけど…。
「陽…っ?」
「よし。」
よし。じゃないですけどっ…!
でも、陽が嬉しそうでそんなことは言えなかった。
『結杏が帰ってくるまで待ってる』って、駆くん言ってたけど説得したから大丈夫…だよね?
でも早めに戻らないとっ…!
慌てて周りを見渡す
…それにしても、あの人どこかで見た気がするんだよなぁ…。
この前の神楽くんも、ハンカチの人も。
うーん…と唸っていると、後ろから人の気配がしてバッと振り返る
そこに居たのはハンカチを貸してくれた彼だった。
「…俺の気配、分かったのか?」
疑うような目に思わずドキッとする
「わ、私そういうのに目敏い?みたいでっ…!」
「ふーん…
…ま、いいけど。
なんか用?」
「あ、あのっ…!
昨日はハンカチ、ありがとうございましたっ…!」
「わざわざ洗ったのか?」
「えっ?
はいっ…!汚してしまったのでっ…!」
「…そっか。
わざわざありがと。」
「はいっ…!」
やっぱりこの人、何処かで…。
「…何処かで会ったことありますか?」
「えっ?」
ハッ!
な、なんで私口に出してっ…!
「…何それ、昔のナンパ師かなんか?」
ハハッと笑う彼に思わず頬が赤くなるのが分かる
…笑ってるとこ、初めて見た…。
「…それ、なに?」
「へっ?」
彼の目線の先には、私の手に持ったお弁当袋があった。
そういえば、駆くんが目の前にあったら絶対食べちゃうから持って行って。って言ってたんだった…
「お弁当ですっ…!」
「具は?」
「ご飯と梅干しと卵焼きと、
あとハンバーグ…」
すると彼の体がピクっと反応する
…もしかして
「ハンバーグ…お好きなんですか?」
すると何も反応が帰ってこなくなる。
これは…当たり?
「いっぱいあるので…食べますか?」
「…まぁ…。」
すぐ近くにあったベンチに座り、お弁当を広げる
すると彼の目がキラキラと光る
「…じゃあ、1口。」
モグッと食べると、彼の目がキラキラと光った。
すると無言でも、ガツガツ と食べてくれる彼
ふふっ喜んでくれたみたいでよかった…っ
「…なんか、凄い懐かしい味がする。」
「懐かしい味…ですか?
多分それは、隠し味…だと思います。」
「隠し味?」
「母がよく言ってたんです。
" 愛情 "って。」
「そうか。」
「美味かった」
「良かったですっ」
「…明日も作ってきてくれるか?」
「明日…ですか?」
「金は渡す。」
「お金なんてっ…!
簡単なものしかないですし」
「材料費って馬鹿になんないだろ。
受け取れ」
「お金入りません。
それじゃあ交換条件で、味の感想とかを教えてください。
あと、昼休みは友達と食べるので、お弁当を渡すだけになりますけど…」
「それでいい。」
「分かりましたっ!」
「…そういえば、あんた…名前は?」
「天崎結杏ですっ!」
「俺は二階堂 陽。」
「よろしくお願いします、二階堂さんっ!」
「二階堂さんじゃなくていい。
陽」
「陽…さん?」
「呼び捨ては?」
「陽さんって先輩…ですよね?」
「3年だからな。」
「む、無理ですっ…!」
「無理じゃない。」
蒼月や雅人、遼くんは学園に入る前からの知り合いだったから年齢関係は特に気にしてなかったけど…。
「陽…っ?」
「よし。」
よし。じゃないですけどっ…!
でも、陽が嬉しそうでそんなことは言えなかった。



