私の夏は、全方位から愛されて大ピンチ!?

1時間後───

「俺様のターンだ。6でろっ!!」

そして出たのは1。

「あれれ?明人、予想大ハズレ〜」

「りくは黙ってろ!!」

蓮くんに聞いたけど、明人くんはゲームに熱中するとイライラするらしい。

今まさにその時──。

「俺のターンだね」

蓮くんがサイコロを回す。

「6じゃん!!蓮、もうゴールだね」

蓮くん家では、一人がゴールしたら、ゲーム終了らしい。

「ちくしょう……!蓮っていつも勝つよな」

「ううっ……くやしい!」

私も、負けちゃった……。

「私もだよ……!蓮くん、職業もいいやつだったもんね……」

「じゃあごほうびとして、ひなのが頭なでて?」

わ、私……!?

そっと蓮くんの頭に触れる。

温かい……!

「お前、何抜け駆けしてんだよ……」

あれ?明人くん、ゲームは終わったのにイライラしてる……?

「まぁまぁ。次は何する?」

「はーい!!かくれんぼとかは〜?」